あなたのアドバイスのやり方、間違ってますよ。
・「これをしたほうがいいよ!!」と押し付けていませんか?
・全員に同じアドバイスをしていませんか?
・あなたばっかり喋っていませんか?
これは全てアドバイスでも何でもありません。ただの自己満足です。
私は今まで、ブロガーを中心に50人以上の人の相談にのってきました。
「この人にはどんなアドバイスが最適?」
「この人の強みを伸ばすためには?」
「この人のやる気を引き出すためには?」
こんなことを考えながら、たくさんの人の相談にのり、アドバイスを送っていたら、本当に相手がスキルアップしてくれるアドバイスの方法がわかってきました。
人に何かを教える立場にある人は必見です。
また、押し付けがましいアドバイスを受けて悩んでいた人は、この記事を見て少しでも
気持ちを楽にしてくれたら幸いです。
アドバイスに余裕と幅をもたせる
多くの人はアドバイスをする時に限定的な表現を使いすぎています。
「絶対に〜」
「〜が一番良い」
「〜しないとダメ」
などなど
しかし、物事を習得する上で「絶対にこれをしないといけない」ということは、それほど多くありません。プロ野球選手でもバッティングフォームは人それぞれですよね。なので、人にアドバイスをする上でも限定的な表現を使う場面は多くないはずなんです。
しかし多くの人は「正しいことを教えたい!」という力みと、「自分の方法が正しい」という奢りから、限定的な表現を連発してアドバイスを送ってしまうのです。
これはアドバイスというよりは、自分流の型に無理矢理、相手を押し込んでいるのと一緒です。
こんなアドバイスを受けると、相手はこのように感じます。
アドバイスが100%納得できたり、しっくりきたりするなんてことは、ほとんどありません。
なのに、限定的な表現でたくさんのことを言われてしまうとパンクします。結果、行動に対する不安が増してモチベーションが下がってしまいます。
なので、アドバイスをするときは余裕と幅をもたせましょう。
このように相手に選択の余地を与えてあげましょう。
そうするだけで、相手の受け取り方は全然違います。
自分がアドバイスを受ける側の気持ちになって考えてみれば、当然ですよね。
相手に適切なアドバイスを送る
「バスケがうまくなりたい!」 と思っているA君とB君がいるとしましょう。目的は同じですが、必ずしも二人に同じアドバイスをすれば良いかというと、そんなことはありません。
私はブログについてのアドバイスをすることが多いのです。
みなさん口を揃えて「ブログを頑張りたいです!」と言ってくれるのですが、本音の部分は実に様々です。
例えばこんな人もいます。
こんな人にはなるべく少ない作業で効果が実感しやすいアドバイスを送るようにしています。あとは、自由に楽しくやることも強調しますね。
「1日〜時間はブログにかけなきゃダメだよ!」
という言い方は絶対にしません。
もちろんこんな人もいます。
先ほど、限定的な表現の乱用は良くないと言いましたが、こういうタイプの人にはドンドン限定的な表現を使ったほうがいいかもしれません。
やる気と行動力に満ち溢れているので、進むべき道を提示してあげたほうが、相手も行動しやすくなります。
話の内容もPV数や収益など、結果が数字としてあらわれやすいものを中心にします。
こんな人もいます。
こんな人には書きたい内容をどうすれば、色々な人に読んでもらえるか、どうやって発信していくかについて話していきます。
「そのジャンルはニッチすぎて読まれませんよ〜」なんてことは絶対に言いません。
あくまでも書きたい内容は確定していて、その上でアドバイスを送ります。
このように「ブログを頑張りたいです!」と相談に来る人でも、隠れた本音の部分は、人それぞれなんです。
その本音の部分を探るためには「相手の話を聞くこと」が大切です。
私は相談の始めに色々な質問をします。関係ない雑談もします。そうやってコミュニケーションを取りながら相手の隠れている本音の部分を探っていくのです。
なので、自分しか喋っていない状況というのはアドバイスをする上であり得ないのです。まずはしっかりと相手のニーズを探りましょう。
信頼関係が築けたら断定的なアドバイスも送る
「おいおい。さっきと話が矛盾してるじゃねーか?」
っと思うかもしれませんが、これも凄く大切です。
アドバイスをしていく上で
・アドバイスに余裕と幅をもたせる
・相手に適切なアドバイスを送る
という2つのことをしっかりできていれば、かなり良い信頼関係が築けているはずです。
一方、あまりに相手を尊重したアドバイスだけになってしまうと、自分が本当に伝えたいことが伝えられなくなる可能性もあります。
「どうしてもこれだけは伝えたい!」
「これだけは騙されたと思ってやってほしい!」
というアドバイスが1つや2つはあるはずです。
有無を言わせず実行して欲しいアドバイスについてはお互いの信頼関係が築けてから、初めて切り出しましょう。
そうすると相手はこのように感じます。
しっかりと信頼関係が築けていれば、自分が本当に行動してほしいことも、伝わりやすくなるんです。
良い意味で期待しない
アドバイスで一番大切なのは期待しないことです。
私は自分のアドバイスのおかげで相手が急激にレベルアップしたり、成功したりするなんて思っていません。
結局は相手の人のモチベーションや行動次第で結果は大きく変わります。私は「相手にほんのちょっといい影響を与えられればいいな〜」くらいの気持ちでアドバイスを送っています。
それくらい肩の力が抜けていたほうが結果的に相手にとってもプラスになることが多いんじゃないかな?って思っています。
いかがでしたでしょうか?
人に何かをアドバイスしたり、教えたりするというのは些細な事も含めれば、意外と多いです。
その時に、相手にとってベストなアドバイスが送れて、そのおかげで相手から慕われるようになれば最高ですよね?
是非、参考にしてみてください。