【実録】現役ライターがクラウドワークスでの単価の相場を4つの作業別に比較

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初めまして。Webライターの梅澤です!私は2021年からクラウドソーシングサイトで多種多様な仕事をしており、これまでに250万円以上の報酬を得てきました。

経験を基礎としつつ、あらためてクラウドワークスでライターの仕事募集を大量に見て相場を調査しました。その結論として、単価の相場は下表の通りです。

初心者中級者
執筆(文字単価)0.5円1.5円
構成作成1000円3000円
画像選定(1枚)100円200円
WordPress入稿500円1000円

初心者のうちは単価が低いことが多いですが、経験を積んでスキルアップすることで、高報酬の仕事も獲得できるようになっていきます。この記事では、以下を詳しく解説します。

  • 4つの作業別で見た単価の相場
  • 単価を上げる秘訣4選
  • 相場を意識しすぎると危険な3つの理由

実体験を踏まえて、嘘偽りのない実態をお伝えするので、ぜひお役立てください。

執筆者

梅澤浩太郎

Webライターを始めて1年で月収40万円を達成。Webマーケや人工知能の分野で執筆経験あり。LPとメルマガを組み合わせた仕組み構築が得意。東北大学大学院修了。

編集:沖ケイタ

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4つの作業別!クラウドワークスにおけるライターの単価の相場

  • 本文執筆
  • 構成作成
  • 画像選定
  • WordPress入稿

1. 本文執筆

文字単価の相場
  • 初心者:0.5円
  • 中級者:1.5円

記事の本文執筆では、1文字あたりの報酬である「文字単価」が決められている仕事が多いです。

例えば、文字単価0.5円で4000文字を執筆したら、報酬は「0.5 × 4000 = 2000円」と計算できます。

仕事を探す画面左側の下図の箇所で、文字単価で募集を絞り込むことが可能です。

2023年7月現在「ライティング・記事作成」にある2527件の仕事を文字単価で絞り込んでみました。その結果が以下で、1円前後の仕事が多いことがわかりました。

文字単価件数
0.5〜1円315件
1〜1.5円392件
1.5〜2円200件
2〜3円140件
3〜5円48件
5〜8円18件
8〜10円8件

一般的に記事作成では、目次にあたる「構成」を決めた後で、本文執筆が進められます。クラウドワークスでは、構成がクライアントから提供される仕事が少なくありません。

構成が提供される仕事は、何を書けばいいのかが明確なため、初心者ライターでも取り組みやすいのが特徴です。最初のうちは、そうした仕事に積極的に応募するとよいでしょう。

ただし、本文執筆のみの仕事は単価が低い傾向があります。文字単価「0.5円」程度の案件で実績を作りつつ「1円」の仕事の獲得を目標にするのが現実的です。

実績を積みつつスキルを高めれば、文字単価1.5円以上の仕事も獲得できるようになっていきます。

2. 構成作成

単価の相場
  • 初心者:1000円
  • 中級者:3000円

本文執筆はせずに構成のみを作る仕事もあります。

構成作成は記事の品質を左右する重要な業務ですが、執筆する文字数は多くありません。そこで文字単価ではなく「1記事あたり◯◯円」と報酬が決まっていることが多いです。

構成作成はスキルが求められる仕事であるため、作業にかかる時間のわりに、報酬は本文執筆よりも高めな傾向があります。

なお構成作成と本文執筆は、両方ともやる前提で報酬額が決められている場合が多いです。

案件を探す際には「構成作成もやるにしては単価が低いな」などと考えて、応募するかを判断しましょう。

3. 画像選定

1枚あたりの単価の相場
  • 初心者:100円
  • 中級者:200円

画像選定は「記事中に挿入する画像を用意する」業務で、1枚あたりの単価の相場は「100〜200円」程度です。

クラウドワークスでは、画像選定のみの単価が決められている仕事は少ないです。多くの場合、本文執筆や構成作成とセットで報酬が決められています。

画像を用意するのは、意外と手間と時間がかかる作業です。無料画像素材サイトから探す場合、イメージにぴったりの画像を探すのに手間取ることがあります。

また、操作手順などを説明するために、スクリーンショットを何枚も用意する仕事もあります。強調するための赤枠や矢印を画像に加える作業負担もあなどれません。

仕事に応募する前に、画像選定にどれだけ苦労しそうかを予測して、報酬が適切かを考えましょう。

4. WordPress入稿

単価の相場
  • 初心者:500円
  • 中級者:1000円

WordPress入稿の相場は「500〜1000円」であり、以下のような作業を行います。

  • 表の作成
  • 画像の挿入
  • 内部リンクの設置
  • 太字やマーカーなどの装飾

クラウドワークスでは、WordPress入稿のみの単価が明確になっている仕事は多くありません。

入稿などすべての業務をひっくるめた「記事単価」で報酬が決められている場合がほとんどです。

私の経験上、入稿作業だけでも1時間ほど時間がかかることがあります。作業負担は軽くないので、WordPress入稿が業務に含まれているかは応募前に必ず確認しましょう

クラウドワークスでライターが単価を上げる秘訣4選

  • 目標を具体的に決めて方法を考える
  • 専門性を高める
  • 業務を巻き取って交渉する
  • 指示が少ないほど単価は高いと意識する

1. 目標を具体的に決めて方法を考える

「もっと単価の高い仕事をしたい」とはライターなら誰もが考えることですが、漠然と思っているだけでは実現しにくいです。

仕事の単価を上げるには、具体的な目標と期限を決めて、方法を必死で考えることが大切です。そうしてこそ、実現するためのアイデアを思いつけます。

例えば「来月末までに文字単価2円の仕事を獲得する」といった目標を決めましょう。なお単価を上げる手段は、以下の2つのどちらかしかありません。

単価を上げる手段
  • 高単価の仕事を獲得する
  • 抱えている仕事の単価を上げてもらう

これらの両方について、それぞれ具体的な手段を検討することで、単価アップのために何をすべきかを考えられるでしょう。

2. 専門性を高める

高単価の仕事を獲得するための有力な手段が「専門性を高める」ことです。

実務経験や専門知識に基づいて「自分だからこそ良い記事が書ける」という分野を持つと、仕事の単価を高めやすくなります。

私自身は、過去にランディングページ制作やメールマガジン運営を行った経験を生かして「Webマーケティング」のジャンルを専門にしました。

そしてWebマーケティング分野の執筆実績を作ることで、さらに専門性が高まって高単価案件を獲得しやすくなる好循環が生まれたのです。

なお、下図のように画面左側の「記事のジャンル」で絞り込むと、目当ての仕事を探すのも楽です。

専門性を高める方法については「【最短】Webライターが専門性を高める4ステップ!経験者が3つの注意点も解説」で詳しく解説しています。

3. 業務を巻き取って交渉する

他の人が行っていた業務を新たに担当することを「巻き取る」と呼びます。業務を巻き取ることでも、仕事の単価を高めることが可能です。

例えば、これまで本文執筆のみを担当していた仕事では「画像選定」や「WordPress入稿」を巻き取る余地があります。

「作業を巻き取る代わりに1記事あたりの単価を2000円上げてほしい」などと、クライアントに交渉するのです。

ライターが作業を巻き取ればクライアントの手間が減るので、喜ばれることも多いです。

単価交渉は気まずいと思ってしまうライターもいますが、クライアントのためにもなる提案なのですから、遠慮せずに行いましょう。

単価交渉については「【暴露】Webライターが単価交渉の成功率を爆上げする裏技11選」で詳しく解説しています。

4. 指示が少ないほど単価は高いと意識する

クラウドワークスで募集されている仕事ごとに、クライアントからの指示の多さには大きな違いがあります。

詳細なマニュアルが用意されている仕事がある一方「いい感じの記事を書いてほしい」などと、ざっくりした指示しかない場合も少なくないのです。

一般的に指示が少ない仕事ほど、クライアントへの提案力や判断力がライターに求められるため、単価は高くなる傾向があります。

つまり、指示やマニュアルがなくても仕事を進められるライターになれば、高単価の仕事を獲得しやすくなります。

仕事を探す際には「詳細な指示がもらえそうか」を意識すると、単価とのバランスを見極めやすくなるでしょう。

クラウドワークスでの仕事の探し方は「現役ライターが解説!クラウドワークスのはじめかた7ステップと仕事探しの5つのポイント」で詳しく解説しています。

クラウドワークスでライターの単価の相場を意識しすぎると危険な3つの理由

  • 実績を積むことが大切
  • スキルしだいで単価は何倍にもなる
  • 業務内容は同じに見えても実はバラバラ

1. 実績を積むことが大切

この記事では単価の相場を紹介しましたが、意識しすぎないように注意しましょう。なぜなら、仕事を獲得するチャンスを自分で潰してしまうことがあるからです。

初心者のうちは実績がないため、高単価の仕事は獲得できないことが多いです。仕事を獲得できないと実績が増えず、いつまでも稼げないままになる恐れがあります。

それを避けるために、相場より単価が低くても仕事を受けて、実績を作ることが大切な場合もあります。

実際、私も最初は仕事の獲得に苦労しましたが、実績がたまってきたら応募の採用確率が目に見えて上がりました。

相場より単価が低いからと応募を避けず「実績を積む」ことも考えるようにしましょう。

2. スキルしだいで単価は何倍にもなる

スキルが高いライターであれば、同じ作業内容でも初心者より多くの報酬を得られます。そのため「この作業はこれだけの報酬」という相場はあくまで目安でしかありません。

私は初心者のころは、文字単価0.5円程度で働いていました。しかし、1年ほどすると同じ業務内容でも、文字単価4円程度が当たり前になったのです。

つまり、単価は約8倍になりました。これを実現できたのは、当ブログを運営する沖ケイタが講師を務める講座「Writing Hacks」で学ぶなどして、スキルを高めたおかげです

長期的に収入を伸ばすためには、目先の報酬を追うばかりではなく、スキルアップにも力を入れましょう。

当ブログでは沖ケイタが執筆したKindle本「Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップ」を無料で公開しています。

ぜひ、こちらもお役立てください!

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3. 業務内容は同じに見えても実はバラバラ

募集ページでは同じように見える業務でも、実際にやってみると難易度やかかる時間がまったく違うことがあります。そのため、業務ごとの相場は実はあまり当てになりません。

例えば、私が過去に行ったある仕事では、根拠となるデータや数字を細かく盛り込むことを求められました。

データを求めていろいろなサイトをチェックする必要があったため、1文書き進めるのにも、ものすごく時間がかかりました

一方で、自分の頭の中にある知識をスラスラと書いていくだけで、十分に質の高い記事ができあがる仕事もあります。

ですから、その業務が実際どれだけ大変なのかを知らなければ、単価に見合っているかは判断できません。単純に相場と比べるだけでは不十分であることを、忘れないようにしましょう。