【実体験】Webライターで独立・起業する5ステップとメリット・デメリットを解説

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「Webライターとして独立するメリット・デメリットはなに?」
「いきなり独立しても大丈夫?」
「独立するまでの過程を知りたい!」

初めまして!2021年4月にWebライターで独立した土田です。

Webライターを始めようと思っている人、もしくは最近始めた人の中には、将来的に独立を考えている人もいるのではないでしょうか。

Webライターはスキルさえ身につければしっかり稼げる仕事のため、独立して活動されている方は非常に多いです。

実際にWebライターとして独立すれば、会社員では得られないメリットを享受できます。

とはいえ、デメリットや独立後のリスクを理解しないと「会社員のほうがよかった」と後悔することになるかもしれません。

そこでこの記事では、Webライターとして独立・起業することに対して、以下の内容を解説します。

  • 独立・起業するメリット・デメリット
  • 必要な物とスキル
  • 独立するにあたっての注意点

独立するまでのビジョンが描けない方に向けた内容となっているので、ぜひご一読ください!

執筆者

土田たかひさ

Webライター独立初月で月20万円を達成。SEOライティングだけでなく取材・撮影・ディレクションなど幅広い業務に対応。キャッシュレスをはじめとした節約系の分野が得意。

編集:沖ケイタ

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Webライターで独立・起業するメリット5選

  • 働く時間と場所を自分で決められる
  • 低コストで始められる
  • 会社員よりも稼げる可能性がある
  • 人間関係の悩みが減る
  • 他の職種よりもすぐに仕事にできる

1. 働く時間と場所を自分で決められる

Webライターはパソコンとネット環境さえあれば、時間と場所に縛られずに働けます。会社員のように定時にオフィスに出社する必要はありません。

自分の好きな時間に働けるので、平日の日中に用事があるときでも柔軟に対応できます

行き詰まったときは気分転換を兼ねて、近所のカフェやコワーキングスペースに行って作業するという選択肢が取れることも魅力と言えます。

2. 低コストで始められる

Web系フリーランスの中でも、Webライターは低コストで始められる職種のひとつです。

例えば、Webライターと並んで人気の高い動画編集者の場合、以下の機材を揃えなければなりません。

  • パソコン
  • カメラ
  • 三脚
  • 照明
  • 外付けマイク
  • 編集ソフト

中古の安物で揃えたとしても、最低10万円は見ておいたほうがいいでしょう。

一方でWebライターの場合は、必須となる機材はパソコンのみ。

取材ライターであればカメラなどが必要になることはありますが、それでも上述した動画編集者よりも揃える物は少ないです。

「新しいことに取り組みたいけど手持ち資金に余裕がない…」という人に、Webライターはうってつけと言えます。

Webライターに必要なもの25選!必需品から準備しておくと便利なものまで一覧で紹介

3. 会社員よりも稼げる可能性がある

スキルをしっかり身につければ、会社員よりも稼げる可能性が十分にあります。月50~100万円稼ぐことも決して夢ではありません。

実績を積み上げていけば次第に単価のいい案件に巡り合えるようになり、ゆくゆくは会社員以上の稼ぎを得られます。

実際に私が独立2年目の時点での売上額は、会社員時代の額面年収を100万円以上も上回る結果となりました。

Webライターの平均年収は約500万円!収入を爆上げする7つの裏技

4. 人間関係の悩みが減る

Webライターは他人と関わる機会が少なくなるうえに、クライアントを自分で選べることから、自然と人間関係の悩みが減ります。

実際に関わってみないと合う・合わないはわからないので、さすがにゼロにはできません。

しかし、クライアントとの関係性に悩むようなことがあっても、次から仕事を断るという選択肢を取れるので、常に精神状態を良好に保てます。

ただし、自分がクライアントを選ぶ権利があるように、相手にも同様の権利があります。

そのため、あなたがクライアントから選ばれないと今度は「誰からも相手にされない」という悩みを抱えることになる点は理解しておきましょう。

5. 他の職種よりもすぐに仕事にできる

プログラマーやWebデザイナーなど、他のWeb系職種に比べると仕事に結びつくスピードが速いことも大きなメリットと言えます。

仕事をする前に学ぶべきことはあるものの、長く見積もっても3ヶ月程度で必要な知識を身につけられるでしょう。

他の職種の例を挙げると、プログラマーを目指す場合はプログラミングを、Webデザイナーであればコーディングを学ぶことになります。

これらはスクールに通う場合で3ヶ月~半年ほど、独学となると1年以上を要することもあります。

いち早く仕事として取り組みたい人に、Webライターはうってつけです。

Webライターで独立・起業するデメリット5選

  • 収入が安定しない
  • 自分でスケジュールを管理しないといけない
  • 孤独な環境で働くことになる
  • 社会的信用が低くなる
  • 税金や社会保険料を自分で支払わなければならない

1. 収入が安定しない

独立・起業をすると自分がこなした案件に応じて報酬が支払われるので、毎月同じ金額になることはありません。

会社員で毎月同じ金額の給料を受け取っていた人にとって、もっともストレスを感じる部分でしょう。

収入が変動すると毎月入ってくるお金が読めないので、ライフプランを立てるのが難しくなります。

ちなみに私は、最大で前月比15万円減を体験したことがあります。

なお、会社員のように毎月ほぼ同額というのは難しいですが、継続案件を獲得できればある程度のラインまでは安定します。

2. 自分でスケジュール管理をしないといけない

好きな時間に働けるスタイルとは裏腹に、スケジュール管理を自分でしなければなりません。

スケジュール管理ができていないと納期遅れにつながり、打ち切りになってしまうことも十分に考えられます。

スケジュール管理に苦手意識を持っている人は、まず納期から逆算して取り組むことを意識しましょう。

案件が少ない内から取り組むことで、事業を拡大したとしてもスムーズに回せるようになります。

3. 孤独な環境で働くことになる

Webライターは基本的に在宅勤務となるので、人と関わる機会が必然的に少なくなります。

最初のうちはどうしても孤独に感じ、あらゆる不安が重くのしかかってくるでしょう。とくに、人と協力して何かに取り組むのが好きな人にとっては、なおさらストレスを感じるはずです。

対策としては、家族や友人と積極的にコミュニケーションを取ったり、オンラインでつながりを作ったりするなどです。

実際に私がWebライターを続けてこられたのは、オンラインコミュニティに所属して同じ状況で頑張っている仲間とつながれたことが大きいと感じています。

4. 社会的信用が低くなる

生活面に影響を及ぼすこととして、会社員のときよりも社会的信用が低くなることが挙げられます。

社会的信用が低いと、以下の審査に通らなくなる恐れがあります。

  • ローンの借入
  • クレジットカードの申込み
  • 賃貸物件の入居

もし、現時点で会社員の立場にいる人は、在職中に上記の手続きを済ませておくとよいでしょう。

私は引越しのために賃貸物件を探していたときに、自営業であることを不動産会社の担当者に伝えたところ、難色を示されたことがあります。

なお、独立・起業後であっても継続して稼いでいることが証明できれば、会社員に近いレベルの社会的信用を得られると言われています。

このことから、会社員のときと同じように生活を送りたいのであれば、稼ぐしかないと言えるのです。

5. 税金や社会保険料を自分で支払わなければならない

会社員は税金や社会保険料は給料から天引きされますが、独立・起業してからは自分で支払わないといけません。支払い自体はコンビニや郵便局など、身近なところで済ませられます。

万が一、支払期限に遅れてしまうと延滞料を科せられ、余計な出費となることもあるため注意が必要です。

また、税金や社会保険料は前年の収入額から算出されます。稼ぎが少ない1年目であっても会社員時代の収入による税金が徴収されるので、まとまった貯金を確保しておきましょう。

Webライターとして独立・起業するまでの流れ5ステップ

  • 勉強に取り組む
  • 開業届を出す
  • 生活防衛資金を貯める
  • 副業に取り組んで成果を上げる
  • 会社を辞める

1. 勉強に取り組む

Webライターとして活動していきたいと思ったら、まずは勉強に励みましょう。

Webライターは他の職種に比べると勉強すべきことはやや少なめですが、それでもいきなり案件に挑戦すると大変な目に遭います。

また、案件に挑戦する前に勉強に励むもう一つのメリットは、Webライターへの向き不向きがわかることです。向いていないと思ったら、案件に挑戦する前に撤退できます。

当メディアで紹介している「Webライターの勉強法」を参考に、自分に適した方法で学習してみましょう。

向き不向きを判断したい人は「独学でスキルアップする勉強方法」から始めてみるのもおすすめです。

2. 開業届を出す

勉強に励む中で仕事としてやっていくと決断ができたら、開業届を最寄りの税務署もしくはe-Taxで提出します。

法的には「事業の開始等の事実があった日から1ヶ月以内」とされていますが、提出忘れを未然に防ぐために前もって対応しておくのがおすすめです。

開業届を記入する際は、最低でも以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 職業はWebライターなら「執筆業」
  • 所得の種類は「事業所得」
  • 青色申告承認申請書は「有」

参考:[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

Webライターが個人事業主になる5つのメリット!開業届を提出する流れも解説

3. 生活防衛資金を貯める

独立した後に万が一のことが起きた場合に備えて、生活防衛資金を貯めておきましょう。

独立すると収入が不安定になるどころか、稼げない事態も考えられるので、ある程度の生活費を確保しておくと生活面で困らずに済みます。

また、社会保険から国民健康保険に切り替わる都合上、ケガや病気をしたときの保障が手薄になってしまいます。

生活防衛資金の目安となる金額として、無収入でも1年間は生活できるくらいが理想です。最低でも半年分は確保できるとよいでしょう。

4. 副業で取り組んで成果を上げる

スキルのない段階でいきなり独立するのはリスクが高いので、まずは副業から始めて地道に実績を積み上げていきましょう。

クラウドワークスランサーズなどのクラウドソーシングを見てみると、Webライターの案件をたくさん見つけられます。まずは、文字単価1円前後の案件から応募してみましょう。

独立したいと考えているのであれば、仕事終わりや休日をすべて捧げるくらいの覚悟は必要です。

副業で稼いだお金はスキルアップするための自己投資に回したり、生活防衛資金を手厚くしたりするなど、独立に備えて有効に活用しましょう。

【実例】Webライターの副業で月10万円稼ぐ具体的な行動7選

5. 会社を辞める

生活防衛資金がしっかり貯まり、副業でもある程度稼げるようになったら、会社を辞めて独立しましょう。

独立直後の注意点は、Webライターとして活動できるリソースが増えたからと言って、いきなり案件を一気に増やさないことです。

キャパオーバーとなって納期に間に合わず、信頼を失ってしまっては本末転倒です。

有給消化期間中に案件を徐々に増やし、自分が専業でこなせる量を掴めれば、独立後も自分の好きなペースで働けるようになるでしょう。

Webライターとして独立・起業するために必要な物5つ

  • パソコン
  • インターネット回線
  • メールアドレス
  • 会計ソフト
  • クレジットカード

1. パソコン

ハイスペックの物は必要はありませんが、パソコンは最低でも用意してください。

ネットがつながり、ワード・エクセルが問題なく動くレベルのスペックで十分です。

Webライターとして活動する分には、中古で5万円くらいの機種であれば問題ありません。

2. インターネット回線

記事を書くためにリサーチしたり、クライアントとやり取りをしたりするために、インターネット回線がないと仕事ができません。

自宅に光回線が敷設されているのであれば問題ありませんが、そうでない場合はモバイルルーターを持っておきましょう。スマホのテザリングを活用する方法もありますが、速度が遅いのでおすすめはできません。

モバイルルーターを持っておくと、カフェなどのフリーWiFiを使う必要がなく、場所を選ばずに作業ができます。

3. メールアドレス

GmailやYahoo!メールなどのフリーアドレスでいいので、事業用のメールアドレスを新たに取得しておきましょう。

プライベートで使っているメールアドレスだとメッセージの管理が大変になるので、分けておくのがおすすめです。

なお、WebライターはGoogleドキュメントをはじめとしたGoogle系サービスを使う機会が多いので、とくにこだわりがない方はGmailで作成しましょう。

「@」以下を好きな文字列に設定できる独自ドメインのメールアドレスを選ぶ方法もありますが、副業・個人事業主のうちは必要ありません。

4. 会計ソフト

請求書を発行や経費の記帳、確定申告の手続きをするために、会計ソフトが必要です。

請求書や経費の管理はExcelなどでもできますが、確定申告書類の作成は会計ソフトがないとかなり手間がかかります。

数ある会計ソフトの中でもとくにおすすめなのが弥生です。実際に私も使っているのですが、記帳したことがない人でも使いやすいように設計されており、経費入力が簡単です。

請求書を発行するのであれば、弥生と連動できるクラウド請求書ソフトのMisocaであれば、10通までは無料プランで発行できます。

会計および請求書ソフトをお探しの方は、ぜひご検討ください。

Webライター向け請求書の作り方完全ガイド!必要な11項目と源泉徴収や消費税の知識

5. クレジットカード

Webライター用のクレジットカードを1枚でも持っておくと、経費精算の管理が楽になります。「ビジネスカード」と呼ばれる事業用のクレジットカードを選びましょう。

ビジネスカードのメリットは会計ソフトと連携できるなど、業務面で効率化につながる特典を受けられることです。

なお、クレジットカードを発行する際は独立前に済ませておきましょう。独立直後は社会的信用が下がっている状態のため、カードの審査が通過しない恐れがあります。

Webライターとして独立・起業するために必要なスキル

Webライターとして独立するために、副業の段階で以下のスキルは身につけておきましょう。

身につけておくべきスキル
  • 基礎的なパソコンスキル
  • 正しい日本語を書くスキル
  • 正確な情報を判断するリサーチ力
  • 検索意図を理解した構成作成力
  • SEOライティングのスキル

副業の段階でしっかり習得しておくことで、独立後もスムーズに仕事を進められます。

Webライターに必要なスキル15選!スキルアップ方法もあわせて紹介

Webライターとして独立・起業する際の注意点

  • 撤退するタイミングを決める
  • 家族の理解を得る

1. 撤退するタイミングを決める

Webライターとして独立・起業をすれば会社員以上に稼げる可能性がある一方で、稼げずに撤退してしまう人も数多くいます。

そのため、独立前の段階で撤退するタイミングを決めておきましょう。

稼げないままズルズル続けてしまうと貯金が底をつき、生活に支障をきたす恐れがあります。

撤退するタイミングは、稼ぎ額や預金残高などを指標にすると決めやすくなります。ちなみに私は「独立して半年後の時点で月20万円を超えていなかったら諦めて就職する」と、妻に宣言していました。

Webライターの生活を超安定させる秘訣9選【独身は余裕。子どもがいてもOK】

2. 家族の理解を得る

独立・起業すると会社員のときよりも収入が不安定になるので、家族の生活が大きく左右されます。

あなたが一家を養う立場であれば、家族の理解を得たうえで独立するようにしましょう。

理解を得られないまま独立したとしても、家族の関係性が悪化し、うまくいかなければ離婚問題に発展することも考えられます。

理解を得られる見込みがない場合は、以下のポイントを押さえて家族と交渉してみてください。

  • 副業で稼いだ金額を共有する
  • これまでの実績に基づいた今後の収入プランを共有する
  • 独立直後で収入が低い間も生活レベルを落とさないことを約束する

今と同じくらい、もしくはそれ以上の水準で生活できる可能性があることを説明できれば、きっと理解してくれるはずです。

Webライターとして独立・起業した後のキャリア形成

当然ながら、Webライターとして独立・起業することがゴールではありません。

その後のキャリアプランも練っておくと、中長期的に見て大きく稼げるようになります。

Webライターとしてキャリアを形成する例を、以下に一部紹介します。

キャリア形成のポイント
  • 専門性を高める
  • 取材ライターなど仕事の幅を広げる
  • ディレクターや編集者など上流工程を目指す

Webライターから先のキャリアについて詳しく知りたい方は「Webライターをやめた後にできる仕事」を参考にしてみてください。

また、当メディア運営者の沖ケイタが執筆したKindle本「Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップ」でも、月収100万円を稼ぐために取るべき行動について詳しく解説されています。

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Webライターで独立・起業したい人のよくある質問

稼げていなくて貯金も少ないけど、独立しても大丈夫?
やむを得ない事情がない限りは、おすすめはしません。稼げないと継続できない以上、必要最低限の生活費を稼げるようになるまでは副業で頑張ってみてください。
どうしても会社を辞めないといけない場合は、アルバイトと掛け持ちするのも選択肢のひとつです。
独立・起業するにあたって持っていたほうがいい資格はある?
Webライターに必須の資格はありませんが、日商簿記を持っておくと記帳や確定申告の際に楽になります。3級でも十分に役に立つので、余裕のある方はぜひ勉強してみてください。
友人や会社の上司から反対され、不安になってきました…
もし、その方が独立・起業をされた経験がないのであれば無視して大丈夫です。基本的に起業・独立に反対する人は、自分でやったことがなく、リスクが高いと言うイメージで語る傾向にあります。
やや精神論的ですが、実際に稼いで結果で見返しましょう。
法人化はしたほうがいい?
年間利益が800万円を超えるまでは検討する必要はありません。売上が低い段階で法人化しても、法人税が高くつくので税金面からおすすめできません。
法人化したほうが税金面で安く済むのが年間利益800万円を超えたあたりと言われています。稼げるようになって税金が重く感じたときに、改めて考えましょう。