教育実習って実は苦行なんですよ。
ある先生がこんなことを言ってました。
「学校の先生は大変だよ〜。けど教育実習は今の2倍大変だった。」
本当に軽い気持ちで教職過程をとると後悔しますよ。
よくいるんですよね。
「将来のために念の為に教職過程を取っておこうかなー。」
っていう大学生。
絶対にやめとけ。
今日はそんな迷える大学生に向けて教育実習の裏側をこっそり紹介します。
超絶プレッシャー環境で仲間はいない
教育実習は基本的に1人です。自分以外は生徒か学校の先生しかいません。
つまり仲間がいないんです。
さらに基本的に教育実習生は歓迎されません。
ただでさえ忙しいのに、さらに負担が増えるからです。
そんな状況の中、先生と生徒の間で板挟みになる実習生のストレスは想像を絶しますよ。
特に小学校の教育実習はその状態で1ヶ月間を過ごすわけですからね。
3日目あたりで涙を流す実習生は少なくないです。
睡眠時間は3〜4時間
教育実習は本気でやったら毎日の睡眠時間は3〜4時間になります。
基本的に朝は8時前には学校についていなくてはなりません。
そして自分が授業をしたり授業見学をして、学校が終わった後に指導教官の先生と反省会をして、実習日誌を添削してもらって・・・
こんなことをしている間にすっかり夜の19時くらいになっています。
研究授業という一番大切な授業の前には21時くらいまで学校にいることになるかもしれません。
実習先の学校にもよりますが、だいたいこんな感じです。
家に帰ってからもスグには寝れません。
明日の授業の指導案や授業準備をしなければいけないからです。
ずる賢いやつは
「ちょっとくらい手を抜いてもバレないだろう・・・」
なんて考えているかもしれませんが教育実習は驚くほど手を抜ける場面がありません。
だって考えてみてください。
自分の授業がゴミだったら指導教官にも見せられたもんじゃないし、何より教えていて生徒に申し訳なくなってきますよ。
そのため、どうしてもガチにならざるをえません。
辛いからサボろうと魔が差したたところで、サボれる環境は1ミリも無いのです。
ここまで読んでちょっとでも教育実習に不安を感じたなら、もう一度しっかり自分を見つめなおしたほうが良いですよ。
別に教師だけが職業ではありません。
まずは自分という人間を客観的に見ることが一番大切です。
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一日中立ちっぱなし
教育実習は基本的にずーーっと立っています。
自分が授業をしている時はもちろんですが、他の先生の授業を見学しているときも立ちっぱなしです。
これには理由があって他の先生の授業を見学している時に座って見学していると100%寝てしまいまうからです。
実習中は常に瀕死&寝不足状態です。
机と椅子なんて与えられるものなら3秒で寝てしまいます。
やっと座れるのは生徒が帰った後ですね。
これはガチで苦行でした。
腰痛持ちの人でもそうでない人でもコルセットはマジで使ったほうがいいですよ。
生徒のお手本となる存在
今まで大学でバカをやっているあなたも教育実習中は先生です。
生徒の見本となる存在になるわけです。
特に小学校の教育実習は厳しいですよ。
言葉遣いにも気を使わなければいけません。
・マジか!
・それヤバいね!
・ウケるわ〜
こんなことを授業中にいってしまった日には指導教官からの注意が入ります。
他にもお箸の持ち方が変なだけで生徒からバカにされるし、急いでいて信号無視をしたところを生徒に見られた日には大問題です。
本当に小学生って良く見ているんですよ笑
授業がアホみたいに下手くそ
教育実習といったらやっぱり授業をしなくてはいけません。
しかしこの授業ってやつはあなたの想像している100倍難しいです。
まず板書がめっちゃむずい。
・チョークが異常に書きにくい
・文字の大きさがつかめない
・線がないから文字が波を打つ
・遅すぎると授業時間が足りなくなる
・早すぎても生徒が追いつけなくなる
・立ち位置を工夫しないと生徒が板書を見れない
などなど
板書だけでもこれだけ大変です。
さらに小学生の場合は授業がつまらないと遊び始めます。
中学生は騒ぎ出します。
高校生は寝始めます。
面白さって絶対に授業の中には必要なエッセンスなんです。
けど面白いだけで中身がない授業はダメだし、時間もないし、プリントも用意しないといけないし、生徒は忘れ物するし、宿題はやってこないし・・・
もう本当に最初は無理ゲーです。
授業が下手すぎて穴があったら入りたいってやつです。
イメージで言うとあなたが「こいつ授業下手だなー」って思っていた当時の学校の先生の5倍くらいはあなたの方が下手です。
下手だから当然頑張らないといけないんです。
頑張っているうちに睡眠時間がなくなるのです。
こうして修行は極まっていくのです・・・笑
半端なやつはマジで教職課程とるな
今回紹介したのは一般的な教育実習のモデルです。
私の周りには
「指導教員が厳しすぎて毎日泣いてた」
「毎日22時まで学校にいた」
「生徒からめちゃくちゃイジメられた」
こんな教育実習の話も聞いたことがあります。
この記事ではあえて教育実習の辛い部分だけをピックアップして書きました。
この記事を読んで
「教育実習最悪だ」
って思った人は絶対に教職課程をとらないでくれ。
その最大の理由は
「先生と生徒に迷惑がかかるからだ。」
はじめにも触れたが教育実習は学校の先生にとっても大きな負担になるのだ。
・先生も夜遅くまで残らなくてはいけない。
・実習生がゴミみたいな授業をした後はフォローしなくちゃいけない。
・ゴミみたいな授業を受けた生徒は理解が遅れる。
これだけ多大な迷惑をかけるのが教育実習だ。
「将来、教師になる又は社会に貢献しうる人材に育ってもらう」ために協力してもらっているのです。
もう一度言うが
中途半端な奴は本当に教職課程を取るのをやめろ。
自分も苦しむし相手にも迷惑だ。
この記事を読んでもそれでも「それでも教師になりたい!」っていう思いが残っている人だけが教職課程をとってください。
最後にうっすぺらい言葉でしか表現できないけど教育実習は本当にやる気のあるあなたにとっては
「かけがえのない財産」になるし「人生を見つめなおす良い機会」にもなる。
「やりがい」っていうやつもあるし単純に「いい思い出」にもなる。
まぁこの辺のことはいくら俺が文章に表現しても薄っぺらくて、キレイ事を並べた文章になっちゃうから、あなたが自分で教育実習を受けて感じてください。
本当に教師になりたい?
教師という職業は「何となく」で目指してはいけない職業です。
大切な生徒の未来を預かっている責任ある仕事です。
そして「何となく」で教師になった人は必ず辛い思いをします。
自分に必ずあった職業、適正というものが必ずあります。教師だけがあなたの目指すべき職業なわけではありません。
本当の自分を見つめなおし、自分が一番幸せになる道を選んでください。
繰り返しですが、就活が不安な人はプログラミングを勉強する方が圧倒的にオススメです。
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