年齢が上がるにつれて、教わる機会が減り、人に教える機会がどんどん増えていきます。
意識していない人が多いですが、教えるのにも上手いと下手があります。
多いんですよねー。
教えるのが絶望的に下手な人。
あなたは大丈夫ですか?
教えるのが下手くそだと、実はこーんなに損するんです。
- 相手にいくら教えても身につかない
- 何度も教えないといけないから自分の時間もとられる
- 教えている人からの信頼を失う
しかし、この記事で紹介する5つのコツを押さえれば、人に教えるのは爆発的に上手くなります。
そんなコツを教育学部出身の僕が紹介します。
1:指示語、専門用語の使用は控える
- 「そこ」をクリックして!
- 商品のCVを上げるためにLPをもう1度見直そう!
こんな教え方をしていませんか?
あなたは、すでに目的物がわかっているから、ついつい指示語を使ってしまうかもしれませんが、相手にとっては「あれ」とか「それ」とか言われても何を指しているのかわかりません。
また、あなたは知識があるから専門用語を使いたくなるかもしれませんが、それは相手にとって謎の呪文でしかありません。
指示語は使わずにしっかりと固有名詞で。
専門用語は小学生でもわかるくらい簡単な表現に変えましょう!
2:感覚的な表現は控える
これはスポーツなど体の動作を伴うものを教える時に注意です。
- ラケットは軽く握って!
- もっとスパーンとスイングして!
こんな表現は教わる側からしたら意味不明です。
軽いとは主観なので、人それぞれです。あなたの軽いと、相手の軽いは違います。
スパーンについては、もっとヒドい←
「ラケットが手から落ちるギリギリくらいまで軽く握って」
こういった教え方だと、あなたのイメージしてる「軽く」が相手にもしっかり伝わります。
3:基礎は繰り返し教える
何事にも「基礎」というものが存在し、その上に「応用」があります。
小学生に微分積分を教えても理解できないのと同じように、基礎が定着しないうちに新しいことを教えても何も身につきません。
教えている側からすると「基礎=簡単」というイメージがあるので、サラッと教えがちです。
しかし、教わる側からすれば基礎でもなんでも初めてやることは全て難しいんです。
「これは基礎だからちゃんと覚えてね!」と言いつつ、簡単だと勝手に勘違いして、1回しか説明しない人いますよね〜。
それなのにミスすると激怒←
そんなに大切なら繰り返し教えてくれよな(怒)
おっと。ついつい愚痴ってしまいましたが、もう一度確認。
基礎の完成度が今後の成長を大きく左右します。丁寧かつ繰り返し教えることを心がけましょう。
4:絶対に怒らない
教えてもできないという理由で、相手を怒鳴りつける行為は絶対にやめましょう。
誰も得しませんからね。
相手だってわざと失敗しているわけではありません。必死に頑張っているのだから罪はありません。
むしろ、相手が必死に頑張っているのに、習得させることができない自分自身の教え方の下手さこそが罪なのです。
少し言い過ぎましたが、それくらいの気持ちをもっていると、教えていてイライラすることはなくなります。
怒ることによって相手は失敗を恐れるようになります。すると、そもそもチャレンジすることすら、ためらうようになってしまうのです。
しかし、物事は思いっきりチャレンジして派手に失敗した方が早く上達します。
失敗したほうが、そこから多くの学びを得られるからです。
チャレンジしなかったら学びもクソもありません。
大声を張り上げて、怒鳴りながら教えている姿は「僕は教えるのが下手くそだよ〜」と叫んでいるようなものなのでやめましょう。
恥ずかしいよ←
5:同じことを複数のパターンで教えられるように
人に何かを教える時に、あなたの頭の中にはきっと「いつもの教え方」というものが存在していると思います。
しかし、あなたのいつもの教え方で相手が理解できるかどうかは、相性しだいです。
「数学の問題をA先生に教えてもらってもわからなかったけど、B先生に教わったらわかった!」
こんな経験はありませんか?
10人いたら10パターンの教え方があります。
あなたのいつもの教え方で相手が理解できていなかったら、すぐに別のパターンで教えてあげましょう。
教え上手に共通するたった1つの原則
「爆発的に人に教えるのが上手くなる5つのコツ」なんて大それた記事のタイトルをつけましたが、教え上手な人に共通することはたった1つです。
それは、教わる側の目線に立って教えることです。
教わる側の気持ち、状況、スキルになったつもりで教えるように工夫していけば誰でも教え上手な人になれます。
意味のわからないことを永遠と怒鳴りつけられるような教わり方は自分だって嫌ですよね?
必ず相手の目線に立って教えてあげましょう!