借金が積み重なり、返済に追われる日々が続くと生きていくのが必死で選択肢がない状態になりますよね…
実際に私も投資に失敗して400万円以上の借金をしていたのでその気持ちは痛いほどよく分かります。
しかし、ちょっとした知識があるだけで今の借金額を減らすことができ、自分に使えるお金が出てくるかもしれません。
この記事では
- 借金が400万円ある場合の返済計画
- 返済する際に意識すべき7つのポイント
- 借金を減額する方法
この3つについて紹介します!
借金400万の返済期間は?10年間の返済プランだと倍額払うことに…
400万円の借金を返済した場合の期間は以下の通りです。
返済年数 | 毎月の返済額 | 総返済額 |
2年 | 193,947円 | 4,654,782 |
3年 | 138,661円 | 4,991,796 |
4年 | 111,323円 | 5,343,504 |
5年 | 95,160円 | 5,709,600 |
6年 | 84,580円 | 6,089,760 |
7年 | 77,187円 | 6,483,708 |
8年 | 71,782円 | 6,891,072 |
9年 | 67,697円 | 7,311,276 |
10年 | 65,534円 | 7,864,080 |
消費者金融で100万円以上を借りる場合には15%程度の金利が適用されることが一般的です。
月々に無理なく行える返済が、3万円、5万円、10万円とした場合、10万円の場合は4年から5年で完済することができます。
しかし、月々の返済額が3〜5万円の場合には、利息だけでも毎月3万円以上となってしまうので、返済回数を算出することができません。
つまり、400万円を金利15%で借りてしまった場合、10年以内に完済しないと元金が全く減らないことになります。
返済回数を長くすればするほど、月々の負担は軽くなりますが、利息負担額は多くなります。
10年返済とした場合の利息負担額は借りた額と同じぐらいになってしまうので、借金は出来るだけ早く返済した方が良いということです。
借金400万円の利息はとんでもない…
次は400万円の借金をした場合の金利を考慮した上での返済シミュレーションを表にまとめてみました。
返済年数 | 利息負担額 |
2年 | 654,728円 |
3年 | 991,796円 |
4年 | 1,343,504円 |
5年 | 1,709,600円 |
6年 | 2,089,760円 |
7年 | 2,483,708円 |
8年 | 2,891,072円 |
9年 | 3,311,276円 |
10年 | 3,864,080円 |
写真を見ても分かる通り、返済期間が長くなればなるほど、利息負担額は大きくなっていきます。
6年返済の利息負担額は200万円ですが、10年返済になると利息負担額は倍の400万円まで上がります。
返済期間が4年違うだけで、利息負担額が200万円も違うことを考えれば、いかに早くローンを返すべきかを理解いただけるのではないでしょうか?
借金400万を返済する際に意識すべき7つのポイント
多額の借金を返済する際には以下の7つを意識すると返済期間を短くすることができます。
- 出費を減らす
- 収入を増やす
- 不用品を売ってお金にする
- これ以上借りれない環境を作る
- 家族や身内に相談する
- おまとめローンを利用する
- 専門家や弁護士に相談する
それぞれについて詳しく解説していきます。
1. 出費を減らす
つまり「節約」です。そして、節約をする際に見直しやすいのが固定費です。
- 家賃
- スマホ代
- 保険代
これらはすぐに見直すことができます。
家賃を抑えるために引っ越したり、保険やスマホ料金を見直すだけでもかなりの出費を減らすことができます。
特に多いのが、スマホについている無駄なオプションと使わない保険です。これらは現状必要のないものなので、今すぐに解約しましょう。
2. 収入を増やす
もしあなたが今、会社員としての給料しかもらっていないのであれば、会社以外でお金を稼ぐことをしましょう。
会社に勤めながらでもバイトや副業で稼ぐ手段はたくさんあります。以下の記事でも楽なバイトや在宅でできる副業を紹介しています。
>>【大学生へ】楽で稼げるおすすめバイト30選を体験談で解説
>>おすすめ副業22選を現役フリーランスが解説【在宅も可能】
このように会社以外でお金をもらう方法はいくらでもあります。早く借金を返したいのであれば、別の収入口を作ることが大切です。
3. 不用品を売ってお金にする
短期的な収入にしかなりませんが、これも収入を増やすうちの1つです。とは言え、早く借金を返すには大切なことです。
最も売りやすいのが、「着なくなった服」です。
- 買ったけど着なかった
- サイズが合わなかった
などの理由で着なくなった衣類があれば、すぐに売って収入につなげましょう。今一度家にあるものを見直して売れそうなものは、メルカリやヤフオクに出してみると良いですよ。
4. これ以上借りれない環境を作る
借金をしている人がやりがちなのが、借金を借金で返すということです。
頑張って返済したのに、返済が厳しい時にローンを組んだ時のカードを使ってそのお金で借金を返済してしまうことも珍しくありません。
具体的な解決策としては、リボ払いがあるようなクレジットカードの利用を止めておくなどです。
借金を完済するまではカードを親に預けておくというのも一つの手段です。
5. 家族や身内に相談する
これはかなり勇気のいることですが、家族に借金があることを正直に話しましょう。
生活が圧迫すると、本当に自殺に発展するケースも珍しくないので、そんなことが起こってしまう前に正直に打ち明けましょう。
実際に私は家族に打ち明けて話し合い、借金を立て替えてもらい少しずつではありますが返済しています。
変なプライドを持ち続けて生活が圧迫して迷惑をかけるくらいなら、正直に打ち明けて協力を仰ぎ、誠心誠意返済に取り組んだ方が周りのためにもなります。
6. おまとめローンを利用する
複数の金融会社から借りている場合、それをまとめて1社に絞ると借金額が減り、それに伴い返済額が減ることがあります。
もちろん借金がなくなる訳ではないですが、少しでも返済額を減らしたい人にはおすすめです。
ただし中には一見返済額が減っているように見えて、実は減っていないというケースもあるので慎重に選びましょう。
7. 債務整理を利用する
借金を減額する最も有効な手段として債務整理があげられます。
債務整理には3種類あり、おすすめは債務整理の中でも最も手続きが容易な「任意整理」です。
任意整理は借金の利息をカットし、元金のみを返済していく手法で、裁判所を通さないため比較的簡単に利用することができます。100万円の借金が55万円減額した例もあります。
東京ミネルヴァ法律事務所の借金減額シュミレーター
債務整理に専門性の高い法律事務所のシミュレーターなので、かなり信頼が持てます。あなだがもし借金を抱えていたら、減額する可能性はかなり高いのでぜひ今すぐ試してみてください。
借金400万円の返済額を減らす3つの返済方法
専門家に頼み借金を減らす方法は主に3つあります。1つづつ紹介していきます。
1. 任意整理
任意整理とは、借金の返済を裁判所を通さずに弁護士などを間に入れて債権者と話し合い無理のない返済にしてもらう方法です。債務整理の中でも一番気軽に行うことができます。
勘違いしてはいけないのが、返済そのものがなくなるわけではなく無理なく支払いができるようにする手段ということです。
また、この返済方法は自分の財産を取られることもなく、職業の制限や周りに知られることもありません。
デメリットとしては、任意整理後はローンが組めなくなったりする場合があります。
また、遅延を何度も繰り返していた方や支払いの期間が短い場合は任意整理に応じてもらえない場合があるので注意が必要です。
任意整理できるかどうかは無料でシミュレーションすることができるので、きになる方はぜひしてみて下さい。


2. 個人再生
任意整理と同様に、借金がなくなるわけではありませんが、返済の金額を大幅に抑えることができます。
これも任意整理と同じで、専門家や弁護士などを通して行います。
個人再生の場合、借金を1/5の圧縮を行うことができますが、最低でも100万の支払いをしなくてはいけません。この支払いを3年で換算するという手段です。
裁判所を通して手続きを行い、個人再生計画案が認可されると減額されます。ただし、住宅などは個人再生外なので住宅ローンや家はそのままとなります。
個人再生を行う際に必要なこととして、継続して返済をすることができる場合が条件の1つになっているので、無職の人は利用することができません。
3. 自己破産
自己破産は、借金全額を免除してもらう手続きです。この場合は破産宣告と免責許可の両方が揃った場合に成立します。
破産宣告は裁判所で行い、借主の申し出によって裁判所で手続きをします。この場合支払い能力がなく、返済に当てるお金がない、もしくは調達できない事、遅延していることなどが挙げられます。
同時に免責の許可を取るので、この場合は破産した人の支払い義務の免除の許可を取ることをいいます。しかし、例えば返済するべき借金に保証人などが付いている場合は、破産した人の返済分を保証人が支払わなければいけないので、保証人などがいる借金については保証人も借金の債務整理をする必要があります。
また、保証人自体に支払い能力がある場合は、破産者の代わりに支払いしていく事になります。そして自己破産の場合、今後のローンなどは一定期間組むことができません。
更に自己破産の場合職業が限定されます。金融関係の職業や不動産関係などの職業の人は資格を喪失する場合がありますので注意が必要です。
任意整理のメリット5選
具体的に借金額を減らす3つの方法を紹介しましたが、おすすめなのは「任意整理」です。
なぜ任意整理がおすすめなのかを分かりやすく解説するためにメリットを提示しておくので、ぜひ参考にしてみて下さい。
1. 今後の利息がカットされ返済の負担が減る
任意整理後の利息が減るのが最大のメリットです。
例えば、借入残高100万円に対して金利15%と仮定すると、利息だけで一月に12,500円(100万円×15%÷12ヶ月)も発生する計算になります。
この借金を、月額3万円で返済した場合、返済を終えるまでに合計で30万円近くの利息が発生します。利息分を支払わないで良いのなら、それに越したことはありませんよね。
2. 職業制限がない
上でも書きましたが、自己破産をしてしまうと一定の職業に就けなくなることがあります。
なので、職業制限に含まれる職業に就業している人は、働き続けるためにも任意整理が最適な債務整理といえるでしょう。
職業制限の一例は以下の通りです。
- 弁護士
- 司法書士
- 税理士
- 旅行業者
- 信用金庫の役員
- 信託会社
3. 業者からの支払督促が止まる
任意整理をすることで、業者からの催促が止まることは、精神的にも大きなメリットだと思います。
弁護士や司法書士に依頼すれば、最短即日で催促を止められることもあるので支払いが間に合わないのであればすぐに相談しましょう。
4. 財産を維持できる
任意整理は、他の債務整理のように、財産を換金する必要はありません。
なので、持ち家や車など絶対に手放したくない財産がある人は、任意整理が最適な債務整理と言えるでしょう。
5. 手続きに手間がかからない
任意整理は、裁判所を通す手続きもないため、弁護士や司法書士に一任してしまえばOKです。
その後は返済するだけでいいので、裁判所へ行くなどの手間は一切かかりません。
任意整理のデメリット3選
もちろん任意整理にもデメリットは存在します。
先ほどのメリットと組み合わせて考慮した上で任意整理するかどうかを決めると良いでしょう。
1. 一定期間ローンなどが組めない
任意整理を行うと、5~10年程度は信用情報機関(ブラックリストと一般的に呼ばれるもの)に事故情報として載ってしまいます。
そして、掲載されている間は新規の借入れやクレジットカードの利用、ローンを組むことができなくなります。
信用情報機関は民間の機関で、全国に5社あります。賃金業者やカード会社はこれらに加盟しており、返済が滞る利用者がいればその情報が他の金融業者にもシェアされます。
任意整理を行った場合も、その情報が業者間でシェアされ他の会社であっても、クレジットカードを作ったりキャッシングをしたりできなくなります。
2. 借金を大幅に減額できるわけではない
任意整理はあくまで、支払いの調整を目的としているため、他の債務整理のように金額自体が大幅に減額されるわけではありません。
ただ、任意整理を行った末に過払金を発見した場合、借金を減額できる可能性があります。
3. 借金の支払い義務はなくならない
任意整理では、借金の支払い義務がなくなるわけではありません。
なので、月々いくら返して何年後に完済させるかなど、弁護士や司法書士との返済計画の相談が重要になります。
【必見】借金がある人は今すぐ任意整理を!


当たり前の話ですが、借金は放っておくとドンドン膨れ上がります。
そうなる前に今すぐ、任意整理を検討しましょう。

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1. 主婦(29才)の事例
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2. 会社員45歳の例
人付き合いなどで重ねた借金を返せずにまた他のところから借り入れを繰り返し10年間苦しむ。
しかし、自己破産して借金は0に。戸籍や住民票に載ることもなく、会社にも通知されず、穏やかで普通の生活を送れている例です。
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ライター:とうやん